もしかしてデグレード?「Microsoft Word 2008 for mac 12.1.1」

Wordproblem私がOfficeを使っているのは、Windowsユーザに編集可能な状態でファイルを渡す必要があるためです。もちろん紙への印刷を行うため、ページ区切りも変なところで文や図がまたがらないようにWindowsでもMacでも同じになっている必要があります。どうしても同じようにならないのなら、Macの方が崩れようともWindowsの方ではきれいに表示/印刷できる必要があります。

そのためにMacのOfficeで編集し、完全に編集し終わったらVMware FusionでWindowsXPを起動、Windows上のOfficeでレイアウトの崩れがないか、変なところにページまたがりがないかを確認します。「WindowsのOffice優先なら、最初からVMware FusionのWindows上で編集すりゃいいじゃん」という意見もあるかと思いますし、Office 2008よりVMware Fusion上であってもOffice 2003の方が速いので、Officeを使う時にはWindows上で最初から最後まで作成する人も多いかもしれません。

しかしMacのOffice 2008の方が字が小さくても読みやすく、WordではWindows上のWord 2003よりもMac上のWord 2008の方がページの広い範囲を表示できます。MacBook Airのワイド画面(1280x800)だと、Wordで2つのウィンドウを並べて編集できます。縦方向はWindowsのWord 2003だとA4の半分ぐらいしか表示できませんが、MacのWord 2008だと3/4ぐらい表示されます。

そしてMacのWordがもっとも優位なのは、絵の貼り込みです。Word 2003だと絵を貼る場所の微調整がとても難しく、ちょっと動かすとあらぬところへ飛んでいってしまいます。Word 2008ではPDF形式で貼り込むという前提付きですが、位置の微調整を簡単にできます。絵をPDFで貼り込むと絵をダブルクリックしてもWordからは編集できなくなりますが、私は貼り込む絵やグラフをPowerPointやExcelで別ファイルで作ってコピー&ペーストしているので特に問題ありません。この「絵の貼り込み位置を思ったところに調整するのがとてもたいへん」というのはWord 95からストレスたまりまくりで、Word 2008でやっと心穏やかに編集できる環境が整ったのでうれしいかぎりです。

けっこう快適にWordを使っていたのですが、最近とてつもなく面倒なバグが私の環境では発生し始めています。修正履歴の記録と表示をONにして修正を行っていくと、Macでは問題なくてもWindowsのWord 2003でそのファイルを開くと、途中のページから1ページに1行ずつしか表示されないことあります。他の行が消えているのではなく、1行ごとに改ページが入ったのと同じような表示になってしまうのです。ただし改ページが入っているのではなく、表示だけがページをとびまくっているだけのようで、間を詰めようとしても文字が消えていくだけでページが飛びまくっているのがくっつくことはありません。これは通常の文章で起こるより、表でよく起こります。

これは必ずなるわけではなく、ある時からなったりならなかったり。あと、ファイル形式はWord 97-2004ファイル形式で、2007-2008形式で編集していて最後に97-2004形式に変換した時になるかは不明です。というのは、私の使い方では編集後に必ずWord 2000もしくは2003の人に渡すので、最初から97-2004形式のファイルで編集しているためです。

以前はこのような問題はなかったはずです。この数ヶ月、ずっと同じファイルを何度かWindows上でレイアウト確認をしてましたが、最近まで気付きませんでしたから。時期的にはOffice12.1.1アップデート後から起こり始めた気がします。可能性としてはMacOSの10.5.4も似たような時期ですが、Spacesでのウィンドウの変な動きというのならともかく、Wordファイルの中のレイアウトの問題であれば、さすがにMacOSのアップデートは関係ない気がします。

このような状態のファイルになってしまうと、編集では直せません。直すのには、まずMacのWord 2008の別名保存で「Word 2003 XMLドキュメント(XML)」形式で保存し、それをWindowsのWord 2003で開いて、それを「Word 97-2003(doc)」で保存します。これで改ページが入りまくったようなレイアウト崩れは元の状態に戻ります。いったんXML形式にしますが、「Word 2003 XMLドキュメント(XML)」は本当の意味のXML形式ではなく、Wordファイルのバイナリデータをテキストエンコーディングに変換してXMLのタグで囲んだだけのようなフォーマットなので、ファイル形式を変換してもレイアウト崩れは".doc"ファイルでWord 2008からWord 2003に受け渡すのと同レベルで起こりません。

ただし、この方法で注意が必要なのは、もともとWord 2003で作成されたファイルでVisioの絵をそのままVisio形式で貼り込んでいるなど、Macでそのままでは取り扱えない形式の絵を含むファイルをMacで編集して「Word 2003 XMLドキュメント(XML)」形式で保存すると、貼り込んである絵のデータは見えなくなってしまいます。貼り込んである絵のデータ自体はなくなっていませんが、Word 2003/2008の両方で表示できなくなります。Word 2003で絵をダブルクリックすると絵を編集できるのですが、それを閉じても絵は表示されません。これでは使い物にならないので、ここはすっぱり絵をPDFで貼り込んでしまいましょう。まぁ、編集の文化の差でWord上で編集できないPDFでの貼り込みなんて論外という環境もありそうですけど。

しかし、けっこう致命的な問題だから、早く直してくれないかな~。とりあえずMicrosoftにフィードバックは送りましたが、フィードバックだからどういう状況になっているかは教えてくれないんですよね。

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Spacesが落ちた日「Leopardの不具合は百人百様」

Spacesiconまだ梅雨は明けていませんが、暑い日が増えてきましたね。暑くなってくると、ここへのアクセスも増えてきます。Airを含むMacBookの熱やらTime Capsuleの不具合やらTime Machineが遅いとかMacBookやTime Capsuleの冷却といったようなキーワードで検索して、ここにたどりついているようです。皆さん苦労されてるんですね。私のとこの情報でなんかの助けになっているのでしょうか?

この1週間にアクセスが集中しているのは以下のページです。

もう壊れた?「MacBook Airの冷却ファン停止」
自分で直しました「MacBook Airの冷却ファン停止」
温度と不具合の関係「MacBook Airの動作温度」
タイムマシーンにお願い「Time MachineとTime Capsuleと不具合」
日本の夏「Time Capsuleの夏」

あまり暑くない時には、デジタルフォトフレームのフレデフォート SDP-708とかソニーのS-Frame DPF-D70がキーワードとして多いです。特にフレデフォート SDP-708が多いですね。毎日常に一定数のアクセスがあります。

それはともかく、Leopardも10.5.4のアップデートが出たわけですが、なかなか万全の安定性にはならないものです。泣けるのは出てくる不具合が人それぞれで、これがWindowsだとインストールされてるソフトの差で出るのがほとんどなのですが、Macだとハードの個体差も差としてけっこうな数が出ている気がします。もっともWindowsの場合は少々ひっかかったように遅くなったり不具合が出ても「Microsoftのことだからしょうがない」ですませる場合もあって、ただ問題をスルーしてるからだけのような気も。それに対してMacの場合はちょっとひっかかりが出るような動きになっただけで解決しようとしてるから、出てる問題が多く、そして人それぞれの問題が出てるような気がしているだけかもしれません。もちろんTime MachineやTime Capsuleの遅さや問題は異常ですけどね。

そして今回うちのMacBook Airで出た問題は、Spacesのダウンです。Leopardを10.5.4にアップしてからの不具合ですが、まだ1回しか出ていないので、これが10.5.4になったために出た問題かは不明です。どのようになったかというと、

  1. デフォルトである4画面のSpacesにしており、Space 4でWordのウィンドウをひとつ開いていたが、それが突然Space 1に飛んでいくようになった。何度Space 4にウィンドウを戻しても編集中にSpace 1に飛んでいってしまう。
  2. そんなことを繰り返していたら、突然Spacesがなくなってしまい、すべてのウィンドウがひとつの画面に集まった。タイトルバーにあるSpaceのアイコンも灰色の無効状態になっていた。
  3. Spacesの環境設定でSpacesをONにしようとしても、チェックは入るが環境設定を閉じるとチェックが消えてしまう。この時にはExposeタブで画面コーナーにSpacesどころか何も設定できなくなった。
  4. Dockは普段から隠すようにしていたが、マウスを画面下に持っていっても出なくなった。
  5. /var/log/system.log(コンソールログ)にはSpaces関連っぽいログは何も出ておらず、DockがSegmentation Faultを出していた。(このため上記のDockが出てこない)

ログにはまったく跡が残っていませんでしたが、まぁSpacesやらExposeやら、いろんなプロセスが落ちたんでしょうね。まさかDockがSpacesとExpose両方も担っているとは思えませんので。

こうなるとFinderを再起動しても直らなかったため、マシン自体を再起動しました。それからは特に起こっていません。いちおうDisk Utilityでアクセス権やディスクチェックをしてみましたが、よく出る/var/log/system.logのアクセス権がおかしいこと以外には問題なし。まったく原因の推測さえもできません。ただ私の運が悪かったとしか言いようがないほど、世間様の情報もナッシングです。

そんなわけで今回は何の解決情報もありませんが、類似の事象でお悩みの仲間がいずれ検索して、ここにたどりつくのを待ちます。(笑)

(追記:もうひとつ障害っぽいのが出てるのを書き忘れていました。10.5.4にしてからMacBook Airで騒がれているCPUの1Core死亡が起こりやすくなった気がします。あくまでも私のMacBook Airでの感想ですが、某掲示板で一人だけ同じような情報がありました。「MacBook Airの動作温度」のエントリーにも書きましたが、Enclosure温度が40℃に入らないとCPUのCore停止は起こらなかったのですが、10.5.4では37℃でも起こることがあります。もっともCoreの死亡の仕方は以前と同じく、ずっと停止しっぱなしではなく1秒単位程度で停止と稼働を繰り返します。1Coreだけの動作になったと思ったら0.5秒後ぐらいにまた2Coreで動き出して、その数秒後にまた1Coreだけの動作になるというのを繰り返します。だいたいWindowsで重い処理をしている時に発生します。前より耐性なくなったのは、温度センサーに対するCPUのセーフ機構を10.5.4で調整したのでしょうか…?)

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もしかして偏ってる?「MYコンピュータ購入遍歴」その①

Mypctitle_2私が買う家電製品は物持ちがかなりいい方だと思います。壊れて引退させた製品は少なく、極端に古い物としては1983年ぐらいに購入したシャープX1のTVが今でも使える状態になっています。(マイコンのX1自体は持っておらず、富士通のFM-7のモニタとしてTVにも使えるX1のTVモニタだけ購入しました)

コンピュータを購入し始めてずいぶん年月がたちましたが、これがまた壊れないままに性能が足りなくなったり、新たな使い道のために新規に購入したりと増える一方です。引退させて箱にしまったコンピュータも、外付けフロッピードライブなどオプション品はずっと使わなかったことで動かなくなった物もありますが、本体はまだ動きます。動くもんだから捨てられずにいて、部屋や実家はたいへんなことになっています。どれだけあるか思い出せなくなっていることもあり、ちょっと羅列してみました。表で「現役」の項目は、今でも使っているかどうかです。×になっているのは現在は使っておらず、段ボールに入っているか部屋の隅に放置されている状態のことです。また「CPU」の項目は購入時ではなく、現在の状態です。CPUの入れ替えなどしている場合には、現在のCPUスペックを記載しています。

Maxmachine 現役 ×
購入時期 1982年
製品名 コモドール マックス★マシーン
CPU MOS 6510 1MHz
コメント
私にとって最初のコンピュータです。マイコンと呼ばれていた時代ですが、普通マイコン買うといったら、NECのPC6001とか8001、シャープのMZ2000、MZ80Bなんて選択肢が普通でしたが、いまいち情報に疎くて財布事情にあったコモドール社のを選択してしまいました。コモドールといえばコモドール64が有名ですが、そんな高いのは買えるわけもなく、3万円ぐらいのマックス★マシーンを購入しました。Max machineとアルファベットで書かれることも多いこのコンピュータですが、当時はコモドールの日本法人もあって、箱にはちゃんと「マックス★マシーン」と書いてあります。「マシーン」というのがなんとも言えませんね。このコンピュータはROMカセットでソフト(主にゲーム)が動くのですが、その中にミニBASICというのがありました。500バイト(『キロ』でも『メガ』でもありません)という狭いメモリー空間ながらBASICプログラミングができるソフトで、これで初めてのプログラミングの勉強をしました。これによってその後に情報系の学部に行き、そしてIT系の仕事に就いたという、まさに人生を狂わせた諸悪の根源でしょう。(笑)
Fm7 現役 ×
購入時期 1983年
製品名 富士通 FM-7
CPU モトローラ 6809 8MHz
コメント
マックス★マシーンの500バイトのプログラミングはちょっとデータを入れただけで一杯になり、あまり複雑なプログラムができないので、1年でこのFM-7を購入してしまいました。メモリー空間は64Kバイトと膨大となり、カセットテープへの保存も可能になりました。マックス★マシーンではROMカセットのために保存ができなかったので毎回プログラムを打ち込んでいたのが、FM-7では少しずつプログラムを大きくしていくこともできるようになったわけです。また、グラフィック関係も640x200の8色表示(ここは笑うところではなく、当時としてはトップクラスのカラーグラフィック能力でした)となかなか遊べるだけの性能で、BASICのLINEコマンドやPAINTコマンドを駆使して、どれだけCGを描いたことか(笑)。しかしあまりにBASICでの描画が遅いので、Oh!FMというFMシリーズの専門雑誌に付録で付いてたアセンブラのリファレンスカードでマシン語の勉強を始めてしまいました。本来ならアセンブラで作るべきなのでしょうが、富士通が出していた本家のアセンブラは2万と高くて当時の私には買えず、しかたなく使ったサードパーティのアセンブラがバグってて、変なマシン語を生成して使い物にならず。このためノートにアセンブラコードを書き、それを自分でアセンブラリファレンスを見ながらマシン語に翻訳するという「ハンドアセンブル」をやってました。これもかなり勉強になりましたね。これのおかげで情報処理試験にあった言語なんて、問題のバグまで見つけるぐらいになってましたから。もっともハンドアセンブルを学校の授業中に行っていたので、なにか大事な物をずいぶん失っていたような気がします。(^^;
(7/9追記:マックス★マシーンのミニBASICですが、オプションのカセットテープドライブを購入することでプログラムの保存はできたようです。保存のためのコマンドがあったような記憶はないのですが、そのような情報を見つけました。)
Se30 現役 ×
購入時期 1989年
製品名 Macintosh SE/30
CPU モトローラ 68030 16MHz
コメント
FM-7は4年ほど使い、それからいろいろあって、しばらくコンピュータは触っていませんでした。しかし大学での課題をこなすのに家でもプログラムを作れるようにしたかったので、その時ちょうど大学生協でApple Macintosh SEが安売り(60万以上が当たり前のMacが30万ぐらい)していたのを見つけて購入しました。この頃はNECのPC9801が全盛で、シャープのX68000も勢いがありました。ゲームするならPC9801の一択、そして先進性はX68000という感じでしたが、その頃は大学でSunのワークステーションをコンピュータ実習で使っており、これ以上新たなコマンド体系を覚えるのもつらかったので、GUIだけで操作できるということで世間の流行りとは無縁なMacに走ってしまいました。もっともFM-7を使っていた頃に読んでいた雑誌に載っていたMacintosh 128kに憧れていたので、選ぶべくして選んだのかも。そして1年後に大学生協でSEをSE/30に中だけ入れ替えるというアップグレードサービス(一般には行われていません)が数量限定で行われ、それでSE/30にしました。これは1994年に次のMacを買うまでメインマシンとして大学での研究のためのプログラミングや論文作成に使い続け、会社に入ってからもプレゼン資料作成に使っていました。1994年からは実家に置き、父が写真の加工や印刷、年賀状印刷に1996年まで使い続けていました。なんと7年も現役だったんですね。実家で次のMacに置き換えた時に自分の部屋に持ち帰ってきて、今でも出してあります。さすがにHDDのSCSIのターミネーションがおかしくなってきたらしく、起動させるにはちょっとコツがいります。そろそろIDE-SCSI変換アダプタ使って、IDE HDDに入れ替えようかな。
Centris660av 現役 ×
購入時期 1994年
製品名 Macintosh Centris 660AV
CPU モトローラ 68040 25MHz
コメント
SE/30は設置面積も小さくて狭い私の部屋には実に良かったのですが、A4のプレゼン資料をカラーで作ることが増え、SE/30の白黒では対応しづらいことが増えてきました。そのため安くなり、また動画の取り込みなんてこともできるという遊び心もあるCentris 660AVを購入。AVモデルには計算チップであるDSPが積んであり、PhotoshopではこのDSPを使ってエフェクト処理などを高速に行うことができました。これはSE/30に比べると短命で、2年ほどで実家の父のところに行きました。別に不満はなかったのですが、SE/30を使っていた父が写真の加工をカラーでやりたいということで、私に早く新しいのを買え買えとうるさく、その圧力に負けて次のMacに切り替えたわけです。Centris 660AVと一緒にiiyamaの17インチモニタ(もちろんブラウン管)を購入しましたが、こちらはいまだに現役で使っています。
Powermac8500120 現役
購入時期 1996年
製品名 Macintosh PowerMac 8500/120
CPU PowerPC G3 266MHz
コメント
父の「早くお下がりをよこせ」という圧力に負け、ついでに大きな仕事が終わった後の心の隙のためにボーナスを全部つぎこんで買ってしまいました。当時、ヨドバシで45万。その時までの家電品最高金額だったため、今でも値段を覚えています。2年ぐらい使ってCPUにG4アップグレードカードを入れて、性能強化をしました。2000年ぐらいに最強のPowerMac8500を作るために8500/150(ベースクロックが120より高い)を中古で購入するまで使い、8500/150に入れたG4カードの代わりにG3カードを入れて実家に送り込まれました。もっとも安定し、体感速度も速かったマシンです。8500/150を実家の父に送った後には、この8500/120はリビングでインターネットでの調べもの用に設置されたのですが、今はあまり使われていません。
Powerbook2400180 現役 ×
購入時期 1997年
製品名 Macintosh PowerBook 2400c/180
CPU PowerPC G3 240MHz
コメント
私にとって初めてのノートPCです。ちゃんと仕事で使えるスペックで2kgを切り、なおかつB5ノートということで、「これは絶対買わなければ、いつなくなるかわからん!」と貯金もないくせに勢いで買ってしまいました。生活的にはかなり背水の陣な購入でした。考えてみると、MacBook Airも同じように「いつなくなるかわからん!」という気持ちで買いましたなぁ。PowerBook2400シリーズは日本でしか売れず、日本でだけクロックがアップしたモデルチェンジが1回だけ行われましたが、それ以降はMacBook Airまで2kgを切るノートはAppleから出なくなりました。というか、みんな3kgのノートばかりに。悲しいことに予想が当たったわけです。2400はユーザグループの盛り上がりがすごく、ショップのオリジナルパーツなどもけっこう出てましたね。スケルトンのUS配列キーボードなんてのがショップで企画され、その試作品の試用ユーザになったりしたこともありました。仕事ではメインマシンとして使用し、出たばっかりのSoftWindowsでWindow98をインストールしてWordやPowerPointのレイアウト崩れがないかのチェックにも使っていました。OfficeはもちろんMac用のOffice 98をメインに使っていました。当時はフォントの幅がMac用とWindows用でかなり違ったので、レイアウト崩れも頻繁に起こりましたね。今はほんとに時々しかレイアウト崩れはないです。もちろんWinXPにはないメイリオフォントなんてのを使ったら、WinXPのOfficeではレイアウト崩れますけど。こんな感じでWinもSoftWindowsで使っていたので性能が必要なため、G3の400MHzカードを途中で入れました。このG3 400MHzカードはカード上のDIPスイッチでオーバークロック動作が簡単にできるのですが、オーバークロックするとCPUの過熱が当然ながらすごいことになります。90℃ぐらいまではなんとか動いているのですが、92℃でフリーズするため、適度なオーバークロックでとどめて使っていました。2001年に中古で買ったPowerBook2400/240にG3 400MHzを移植した後はG3 240MHzカードを入れています。
(追記:書き忘れていましたが、PowerBook 2400はIBMがAppleから依頼を受けて設計/製造をしていました。サイズからいって、その直前に出ていたThinkPad 535を参考にしていると思われます。私がPowerBook 2400を買う前に会社で使っていたのが、まさにこのThinkPad 535。私がプロジェクトのリーダーだったことをいいことに、プロジェクト費用で自分の好きなのを選んだ結果です。これを1年ちょっと使って、PowerBook 2400を私費で購入して仕事でも使用。ThinkPad 535にはLinuxを入れて、プロジェクトで開発したプログラムの版管理サーバ(CVSサーバ)に。当時の私の仕事には、兄弟のような2つのノートPC達が活躍してくれたわけです。ところでPowerBook 2400はIBMが設計したわけですが、ノートPCのくせしてCPUをドーターカード式にして交換可能にしたのはIBMの技術者がAppleにないしょでやっていたという裏話を読んだことがあります。設計をしていたIBM技術者はCPUパワーが不足していたことを自覚しており、モデルチェンジを行いやすいようにCPUを交換可能にしておくべきだという意見があったのですが、それをAppleに伝えても却下されてコストダウンを求められるだけのためにだまっていたという話です。それを紹介していたWWWページを今回探したのですが見つかりませんでした。とほほ…)

こう並べてみると、マックス★マシーン以外は全部モトローラ系です。マックス★マシーンのMOSというのもモトローラをスピンアウトしたチームで作られた会社で、モトローラの6800の簡略化CPUのようなもんだったそうです。モトローラから訴えられたりもしているようで、intelにおけるザイログ(マイコンによく載っていたZ80とか)みたいなものでしょうか。ある意味、マックス★マシーンのMOSもまたモトローラ系でしょうか。

まだ途中ですが、今日はこんなところで。(^^;

(7/8追記:今気付いたんですが、購入してきたコンピュータのCPUを並べるとモトローラの6800(ベースのMOS 6510)⇒6809⇒68000(SE/30にアップグレードする前のMacintosh SEのCPU)⇒68030⇒68040⇒PowerPC 604e(PowerMac 8500/120のCPU)⇒PowerPC 603e(PowerBook 2400c/180のCPU)⇒G3⇒G4とモトローラ系CPUの歴史をそのまま歩んでました。ないのは68020ぐらいでしょうか。ここまで徹底的にIntelを避けていたとわ。)

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古今東西性能評価「MacBook AirでVMware Fusionの性能」

Vmwareこのブログには調べ物で検索エンジンから飛んでくる方がほとんどなのですが、その中にMacBook AirでのVMware Fusionが実用的かというようなキーワードできてる方がときどき見受けられます。私としてはOfficeだけではなくGyaoでの動画再生でもけっこう使えると思いますが、ちょっと客観的数字を挙げてみることにしました。といっても、いまいち正確性にかけるHDBENCH Ver3.40β6の結果ですので、VIDEOやHDDの数値は測るたんびに大きく変動する物もあります。MacBook AirとMac mini、Let's note W2以外はインターネット上からかき集めてきた結果なので、どの程度比較になるかわかりませんが、まぁ参考程度にお使いください。

まずはMac上のVMawre Fusionから。

  MacBook Air
VMware Fusion①
MacBook Air
VMware Fusion②
Mac mini
VMware Fusion
発売時期 2008年2月 2008年2月 2006年3月
仕様 CPU Core2Duo 1.8GHz Core2Duo 1.8GHz CoreDuo 1.66GHz
HDD 1.8inch 80GB 1.8inch 80GB 2.5inch 80GB
Memory 2GB 2GB 2GB
OS WindowsXP SP3 WindowsXP SP3 WindowsXP SP3
Resolution 1280x800 (32bit) 1280x800 (32bit) 1280x768 (32bit)
CPU(VMware) 1 Core 2 Core 2 Core
Memory(VMware) 512MB 512MB 512MB
アンチウィルス McAfee
Internet Security
McAfee
Internet Security
McAfee
Internet Security
ALL 105,164 97,819 106,753
CPU Integer 103,119 243,167 235,924
Float 65,309 155,069 156,677
Memory Read 59,469 98,251 103,013
Write 57,138 91,150 87,686
Read&Write 126,361 171,296 170,427
Video DirectDraw 30 29 32
Rectangle 19,568 16,175 17,174
Text 4,568 2,196 2,569
Ellipse 6,474 5,255 5,575
BitBlt 126 119 110
HDD Read 238,139 167,868 142,420
Write 233,789 88,504 181,882
Random Read 105,675 121,183 118,931
Random Write 86,195 76,133 83,934

MacBook Airは2つありますが、これはVMware FusionのCPU設定で1つのみ使用か2つ使用するかの違いです。HDBENCHでは1 Coreか2 CoreかでCPUとメモリ関連の性能は大きく変わるので、ここは体感以上の性能差となります。

これ以外にVMware Fusionのデフォルトとは違う設定は、VM側にHDDアクセス最適化を行っているところです。これはMac miniも同様です。またHDDはBootcampエリアではなく、MacOS上に仮想ディスクファイルを作っています。私のOfficeメイン利用では、Bootcampでの最高速利用は必要なく、仮想ディスクファイルとしてバックアップや復旧がやりやすい方が使い勝手がいいですから。

次からのPCノート達と比較するとわかりますが、VIDEO性能が悪く、HDD性能は極端にいいです。HDD性能がいいので、アプリケーション起動は「Windows UpdateでCPUを妙に使ってなければ」けっこう速いです。Windows Updateがくせ者で、起動時に隠れて動いててCPUを100%使い切ってることがよくあります。これがタスクトレイにも出てこないぐらい隠れてて、タスクマネージャのプロセス一覧にも出てきません。svchostというプロセスに隠れています。そしてWindowsアップデートがなければ何も言わずにCPU使用がなくなり、WindowsアップデートがあればタスクトレイにWindows Updateのアイコンが出てきてダウンロード経過が表示されます。

ところでMac miniのCPUである"Core Duo"は"Core 2 Duo"の脱字ではありません。私のMac miniは初代Intel Mac miniなので、Core 2 Duoの前のCore Duoでした。違いは64bit動作がないところとかCPUにおける仮想化技術関連なのですが、Core 2 DuoのMacBook Airと大きな差はないですね。ついでにMacBook AirのCPUは1.8GHzですが、SSDモデルではありません。HDDモデルをAppleストアのカスタマイズで1.8GHzのCPUにしています。

次にMacBook Airの利用層と被りそうな、歴代のLet's note達のHDBENCH結果です。W2だけは自分で計測しましたが、それ以外はインターネット上でかき集めてきた数値です。(もちろんHDBENCHのバージョンは同じです)

  Let's note W2 Let's note R4 Let's Note R7 Let's Note Y7
発売時期 2004年7月 2005年5月 2008年2月 2008年2月
仕様 CPU PentiumM 1.1GHz PentiumM 1.2GHz Core2Duo 1.33GHz Core2Duo 1.8GHz
HDD 2.5inch 80GB 2.5inch 40GB 2.5inch 250GB 2.5inch 80GB
Memory 768MB 不明 2GB 不明
OS WindowsXP SP3 WindowsXP WindowsXP SP2 WindowsXP
Resolution 1024x768 (16bit) 1024x768 (32bit) 1024x768 (32bit) 1400x1050 (不明)
アンチウィルス Macfee
Internet Security
不明 不明 不明
ALL 25,328 21,903 55,389 56,411
CPU Integer 49,828 72,153 186,565 251,250
Float 51,038 56,414 125,667 169,169
Memory Read 40,699 46,014 104,293 137,061
Write 31,324 38,541 83,933 77,823
Read&Write 60,921 74,012 169,642 155,892
Video DirectDraw 55 58 58 58
Rectangle 26,129 24,144 14,800 20,200
Text 31,730 14,554 11,156 14,520
Ellipse 6,272 5,060 6,195 8,193
BitBlt 111 135 179 95
HDD Read 33,192 13,104 59,534 37,647
Write 24,872 14,791 51,979 34,121
Random Read 11,004 4,773 20,800 10,921
Random Write 13,089 7,838 22,441 17,567

R4とR7の世代差は1CoreだけのPentium Mと2CoreあるCore 2 Duoの差が大きいです。W2でもGyaoで動画を滑らかに見られ、普段使うにはまったく不自由はありません。まぁ、CPU性能が大きく出る動画のエンコードや変換は大きな差がつきそうです。

MacBook Air上のVMware FusionはR7とY7の間ぐらいの性能ですか。使ってて思うのはOfficeはW2との差はないのでR7やY7と大きな差はないと思いますが、Gyaoの再生では1分に1回ぐらい一瞬画面が止まった気もするぐらいのちらつきがあります。もっとも音が途切れないし、もともとGyaoは大した画質じゃないので見られないほど気にはなりません。

次に最近話題の「性能チープだけど安価な」ミニPCシリーズです。

  MSI Wind
Notebook U100
HP 2133
Mini-Note PC
Eee PC 900
(国内未発売)
Eee PC 4G-X
発売時期 2008年7月 2008年6月 2008年4月 2008年1月
仕様 CPU Atom 1.6GHz VIA C7-M 1.6GHz Celeron M 900MHz Celeron M 630MHz
HDD 2.5inch 80GB 2.5inch 160GB SSD 12GB SSD 4GB
Memory 1GB 2GB 1GB 512MB
OS WindowsXP Windows VISTA WindowsXP SP2 WindowsXP SP2
Resolution 1024x600 (不明) 1280x768 (不明) 1024x600 (不明) 800x480 (不明)
アンチウィルス - - - -
ALL 33,704 N/A 24,628 17,745
CPU Integer 92,566 54,475 54,828 38,270
Float 63,662 38,690 43,033 30,121
Memory Read 47,000 17,973 35,518 24,421
Write 47,647 44,563 34,187 22,511
Read&Write 83,524 31,980 34,187 22,511
Video DirectDraw 29 58 59 29
Rectangle 15,888 4,164 22,149 14,389
Text 8,559 2,993 10,517 8,142
Ellipse 2,930 4,173 4,220 2,933
BitBlt 241 36 124 82
HDD Read 43,686 N/A 40,204 28,001
Write 41,727 N/A 9,417 9,594
Random Read 16,715 N/A 32,915 25,491
Random Write 18,938 N/A 5,984 4,299

他と比べると性能がかなり悪いのがわかります。なんとか普通に使えそうなのはWind Notebook U100ぐらいですが、これもDirectDrawの数値を見ると動画再生がMacBook AirでのVMware Fusion並みになりそうです。性能的にはばっちりそうという評判もあったHP2133 Mini-Note PCもDirectDraw以外のVIDEO性能がぼろぼろ。なんかHDBENCHの問題のような気もします。これだけOSがWindows Vistaですし。

そんなわけで今のMacnなら、VMware FusionのWindows XPで動画以外は体感差なく動きますし、動画も音声が途切れるほどには止まらないし、画像も一瞬止まるかどうかぐらいなので、利用上問題ありません。

最後に上記の結果を全部まとめたExcelファイルを置いておきます。⇒「HDbench-alllist.xls」をダウンロード
(Norton AntiVirus 11 for Macでウィルスチェックを行いました)←まぁ一応。(^^;

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速報「Microsoft Office 2008 for Mac 12.1.1 アップデート」

Officeupdate2こっそり(というわけでもないでしょうが)Microsoft Office 2008 for Macの12.1.1アップデートが出ていました。いつもはアップデータが出た直後はOfficeのAutoUpdateではアップデータが見つからないので手動でアップデートファイルをダウンロードしてアップデートしていましたが、今回は公開日でもAutoUpdateで更新ができました。(ちなみにアメリカ本家での公開は6/24、日本での公開は6/25でした)

アップデート内容はいろいろですが、私に関係する改善点は以下の通り。

  • Word/Excel/PowerPointの起動が速くなった。これまでファイルのダブルクリックからの起動で30〜50秒かかっていたのが、10秒ぐらいで起動するようになった。(サイズが1MB程度のファイルからの起動)
  • SP1でできなくなっていた「メールの添付ファイルを直接ダブルクリックで開く」ができるようになった。(これってセキュリティの問題があるからSP1でできないようにしたんじゃないの??実はバグだったのをごまかしてたの??)
  • Wordで書式パレットウィンドウのスタイルメニューを表示していても、我慢できる程度には入力速度が改善された。(しかし書式パレットウィンドウを出しているとわずかに入力が遅くなるため、書式パレットウィンドウは出しておかないことにこしたことはない)

Microsoft公開の変更点はこちらのサポート情報をご覧下さい。(まだ英語のみ)

ところでExciteのWebページ翻訳が翻訳能力をアップした気がします。サポート情報のURLである"http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=119963"をExciteのWebページ翻訳に入れてお試しください。けっこう意味の取れる日本語に翻訳してくれます。使っている翻訳エンジンは以前から変わっていませんが、バージョンアップしたのでしょうか。

話をOfficeのアップデートに戻します。アップデート後もあいかわらず以下のことは問題ありです。

  • 同じアプリのウィンドウを複数のSpaceに配置できない。たとえば2つのウィンドウを開いて、その1つを別のSpaceに移動させると残りの1つも移動先に動いてしまう。Word/Excel/PowerPointそれぞれについては別々のSpaceに置ける。
  • WordやExcelで絵やグラフが貼り付いていると、そこのスクロールが重く、ぎくしゃくする。CPUの負荷も瞬間的に20%ぐらい上がる。

まだ問題はありますが、なんとか使える範囲に入ってきた気がします。ここまで使えるようになれば、無理してOffice 2004に戻す必要もないかな。
(7/3追記:Spacesとウィンドウの関係はOfficeの問題ではなくMacOSの問題かも。10.5.4にアップデートしてからFinderのウィンドウのひとつを別のSpaceに動かすと、他の全部もしくは一部のウィンドウもついていってしまうということが時々起こるようになりました。)
(7/19追記:同じSpacesでしか開けないと思ったら、別のSpacesで開いたWordファイルがちゃんとそのSpacesで開いて、結果的に2つのSpacesにWordファイルがそれぞれ開いているという状態にもなったりして、動きのルールがよくわかりません。^^;)

しかしMS OfficeはPentiumII 400MHz時代のOffice 97が一番速くてストレスなく使えた気がします。当時と今でやってることは変わらないですが、入力が遅いなんて感じたことはありませんでしたから。あの時にはファイル開くのは2秒もかからず、起動画面なんてパッと表示されてすぐ消えるもんだから、「Microsoft Word」とかの文字が読めませんでした。

もっとも当時はWin98やOfficeがよく落ちましたから、定期的な手動セーブはかかせませんでしたけどね。特にExcelがひどかった。「今日の2時間の作業が消えたーーっ!!」という叫び声がオフィスによく響いてました。(笑)

その次に速かったのはMacOS 9で動いていたOffice 2001でしょうか。今でもうちではPowerMac 8500の上で動いています。さすがに最近は使っていませんが。

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消えゆくザウルスの最後の花道?「SL-C1000とイー・モバイルD01NX」

Armyknifeザウルスの生産終了の噂が4月と5月にあちこちのブログに吹き荒れました。うちのとこでも4月に書いています。4月は某掲示板に出ていた「サポートに障害問い合わせのついでに生産の継続を聞いたら今月一杯で生産終了と回答された」というのが元ネタ、そして5月のは某氏がサポートに生産終了について問い合わせたら今月一杯で生産終了と回答されたのをブログに載せたのが元ネタです。4月/5月の両方とも今月一杯で生産終了という回答ですが、問い合わせ時期はそれぞれ4月と5月ですが回答は変わっていません。なーんか、このあたりが噂っぽいなぁと思うところです。

まだシャープからニュースリリースもないし、通販では「在庫限り」となっているところもありつつ、「取り寄せ」となっているところもあり、まだ市場から新品が消えていっているという感じはありませんし、「在庫一掃」「最後の叩き売り」に入っている様子もありません。これもまたザウルス生産終了というのが完全に決まっているように感じられない理由です。存在理由からすると、希望的観測でしかないというのも感じていますが。

スマートフォンやEeePCのような「性能は低いけど安価」な小型ノートPCが出てきたことで、PDA単体の存在価値はなくなっていくということも言われていますが、それは「万能ナイフがあれば、家でも包丁はいらない」と言っているのと同じではないでしょうか。確かに機能としてはすべてをまとめることはできますが、あくまでもそれは「使える」というだけで、「使いやすい」そして「他にはいらない」とは別です。可能ならば使い分けた方が使いやすいはずです。

とまぁ、こんなことを書きつつも、なんとか携帯電話にPDAをまとめられないかとか、最新の製品に乗り換えられないかとか試してきて挫折した者の戯れ言だったりします。まず携帯電話やスマートフォンでは画面サイズ(物理的な大きさと表示領域の広さ)で制約を受け、小型ノートPCではいつでもどこでも立ったままでも使えるかという使い勝手の制約を受けます。EM・ONEでさえもブラウジングを片手で操作できないという点で私には使い勝手の悪い機種になってしまいました。小型ノートPCにいたっては、机など置くスペースを確保しないと使えないので、私のPDAの使い方に制限を加えてしまいます。そんなわけで別物なわけです。(現在の小型ノートPCに期待するのは、いまでも使っているVAIO C1の置き換えです)

このような理由から「SL-C760までの厚さに戻ってくれないかなぁ」と思いつつもザウルスを捨てられないのですが、イー・モバイルがザウルス用のドライバを出してくれてCFカードタイプのD01NXが使えるようになって、ずいぶん使える範囲が広がりました。今までもbitwarpのPDA専用サービスで安価に似たようなことができていたと思いますが、イー・モバイルの高速な通信でWWWブラウジングが実用的になりました。そして東海道新幹線では走行中も問題なくつながるようになりました。

Airinshinkansen東海道新幹線のN700系の各車両の一番前の席には壁にテーブルがついているのですが、写真のようにMacBook Airにぴったりサイズです。そしてその後ろにはスペースがあるため、D01NXを付けたザウルスとMacBook AirをUSB接続することで、走行中でも1〜2Mbpsでのインターネット接続ができます。この組み合わせで3時間弱ほど通信が可能。なかなか快適な組み合わせです。普段はWWWブラウジング可能なPDAとして使い、MacBook Airを出せるところなら高速なモバイルルータに早変わりというわけです。もちろん小田原~三島間のほとんどトンネル区間や関ヶ原など一部の山林区間は通信できませんが、イー・モバイルは都市部以外については新幹線に沿ってエリア拡大しているので、新幹線の中ではけっこう使えます。
(SL-C1000のモバイルルータ化についてはこちらのエントリーをご覧下さい)
(7/16追記:世間様でモバイルルータといったらPHS300のような無線LANアクセスポイントになるPersonal HotSpotというべき物でしょうが、ここではあくまでも「持ち運び可能で通信キャリアによる無線インターネットが可能なルータ」までであり、無線LANルータにはなっていません。ザウルスにhostapモジュール入れればなんとかなりそうなんですが、めんどくさそうなのとUSBの無線LANアダプタも動かす必要があるので手を出していません。)

これだけ使えると、最近の携帯キャリアとセットに開発されているPDAやスマートフォンは必要ありません。というか、私の使い道と使い方ではザウルスの方がずっと使いやすいというのが正直なところです。Windows Mobileよりはるかに自由度の高いLinux環境という魅力もありますが、その話はまた別の場で。(^^;

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国際経済が私の財布を圧迫する「RX-7とガソリン代」

Rx7andcherry季節外れの「桜とRX-7」ですが、ここんとこ車をほとんど洗っておらず、かなり汚れているので写真を新たに撮る気が出てきません。私はガソリンスタンドでガソリン入れるついでに車を洗っているのですが、ガソリンが毎月上がるので、あまりコマメに入れられなくなったために洗う間隔が開いてしまっています。

私がガソリンを入れている神奈川の厚木周辺では6/1のハイオク価格は186円/Lとなり、その前日に比べて20円アップというすさまじい値上げでした。RX-7は燃料警告灯が点きっぱなしになるぐらいでガソリンを入れると70Lぐらい入るのですが、5/31と6/1では1400円も差が出ることになります。1日にしてこんなに上がったのは、イラクがクウェートに侵攻した1990年頃以来です。あの時にはレギュラーガソリン113円/Lだったのが135円/Lぐらいまで上がっていました。もっともこの時には数ヶ月で元の113円に戻っています。

当時の原油価格は1バレル15~16ドルと現在の1/8ぐらいだったらしいのですが、昔と今の原油価格の差から考えると今のガソリン価格はけっこうがんばってるのでしょうか。そんな「良かった探し」をしつつも、RX-7を満タンにしたら1万円札がきれいになくなるどころか、さらに数千円必要な時点でブルーになってしまいます。

私のRX-7は街乗りでリッター6kmぐらい、高速を使うような遠乗りではリッター8kmぐらいなのですが、ハイブリッドカーに比べるとマフラーから札束ばらまいてるか、札束燃やしてエンジン回してるようなもんです。一度ハイブリッドカーのプリウスをレンタカーで借りて山道を100kmほど走ったことがありますが、ガソリン計がまったく動かないんで壊れてるんじゃないかと思いました。100km走ってガソリン入れたら6Lちょっとしか入らなかったのにはビビりましたね。別に燃費に気をつけて走ったわけじゃないのに、リッター20km近く走るのはすごいです。もっとも運転してて何にも楽しくない車でしたけど。(^^;

地球や人類の敵になろうとも楽しいRX-7に乗りたいので、少しでも財布を楽にしようと厚木周辺にあるガソリン価格変動を押さえて、少しでも安いタイミングでガソリンを入れています。他でも同じような価格変動はあると思いますが、厚木周辺では以下のようにガソリン価格が月の中で変動します。

  1. 毎月1日に元売り会社の値上げによって、軒並みどこの店も価格を上げる。
  2. 週ごとに2円/Lずつぐらい下がっていく。この下げはほぼどの店も足並みを揃える。
  3. 月の終わりは月初めより8円/L前後まで安くなっている。
  4. また1日になれば、10円/L以上上がる。

つまり月末に入れることで、少し安く入れられるわけです。私はだいたい月1回程度ガソリンを入れればいい程度しか乗っていないので、このタイミングにうまく合わせることができています。

それでも2年前にはハイオクでも104円/Lという私が知る限り最安の価格だったのに、たった2年で私が知る限りの最高の価格になってしまったのですから、なんの助けにもなっていませんけどね。昔と今ではRX-7の満タンで5600円も違うんですよ?(;_;)

えぇ、それがわかっていてもRX-7に乗りたいんです、私は。(^^;

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まだまだオカルト、でも…「電波時計と地震の関係」

Waveceptor2年前から腕時計にカシオの電波時計"wave ceptor WVA-430DJ"を使っていますが、土曜の朝に起きた時に腕時計を見ると0時ちょうどで止まり、液晶にアンダーバー'_'が点滅していました。こんなことは初めてです。その前に見たのは深夜2時半頃で、その時にはちゃんと動いていました。

電波による時間調整の時には0時で止まって電波受信、時間合わせを行うのですが、その時には液晶には"RC"という文字が点滅しており、アンダーバーの点滅は初めてです。ついでにこのような停止しての時刻合わせは0時〜1時に行われ、他の時間帯には0時に停止するようなこともありません。

この腕時計は太陽電池がついており、電池切れはありません。実際、液晶は表示されているので、電池切れというわけでもなさそうです。だもんで、てっきり壊れたんだと考えました。土曜午前に家のそばの時計屋に修理に持っていったら、「全部分解しての修理だから、けっこう費用かかっちゃうよ~」と『そんな安っぽい時計は買い直した方が安いって』という心の声を優しく表現されて修理拒否されてしまいました。まぁ、たしかにその通りなのですが。(^^;

そして店を出た後、なにげなく腕時計を見たら動いているじゃないですか。店に入る前に止まっていることは確認していたので、店での応対でのわずか1~2分で復活したわけです。ちょっと謎な気分になりつつ、その場では喜んだのですが、ちょっと朝からの状況を考え直してみました。

6/14(土) 2時半頃 ちゃんと腕時計は動いていた。
8時43分 地震で目が覚める。腕時計を見たら0時になっててびっくり。他の時計を見たら8時43分だった。ついでに地震速報を見るためにTVつけたら岩手・宮城内陸地震が報道され始めて二重にぴっくり。
10時半頃 腕時計の時間が合っており、ちゃんと動いていた。

東北の地震なので福島にある電波発信所で一時的にノイズが混じった信号を出したのかと考え、電波時計を持っている兄や実家の母にヒアリング。そうしたら、兄のところの電波時計は私と同じく6/14(土)の朝に0時で止まっており、午前中のうちに気付いたら正しい時刻で動いてたとのこと。

そして実家にある電波時計は6/10(火)の20時頃に0時表示で止まっており、22時ぐらいに見たら正しい時刻で動いていたらしい。実家のは6/10とずいぶん前なのですが、ググってみたら、6/10夜に止まってた情報がいくつか見つかりました。地震の前後に電波時計が時間情報をうまく取れなくなるという「ほとんどオカルト」なことが、ググってみたらいっぱい出てきます。Wikipediaの電波時計にも出ており、Wikipediaがいかに間違ったことまで書いてあるかの事実までここに……、って決めつけはいけませんな。

地震発生時、そしてその前に花崗岩の圧縮や破砕によって電流が発生し、それによって電波が発生するのではないかという推測がありますが、山のようにある電波ノイズの中から関係しそうな電波特性はまだ特定されていません。また、電波を発生するのではなく、すでにある電波を増強したり変化させたりするという推測もあります。そんな話があったので、電波時計の時刻合わせがおかしくなる可能性を全面否定すべきとは思えませんでした。そこで地震と電波時計の関係とか調べてみたのですが、ずいぶん前から出ているようで、すでに掲示板形式で「いつ、どこで、電波時計が狂ったかどうか」という情報を集めているページもあったりします。

しかしオカルトレベルから先にいくような情報源は見つからず、唯一のまともそうだったところは2005年にサイトを閉鎖済み。どういうことかと思ったら、オカルトとして扱われたり悪用されたりでサイトを閉鎖したことがここのWikipediaに出ていましたが、それが理由のほとんどながらも、電波の氾濫で観測が困難になって有用な情報の提供に限界を感じていたんじゃないかな~

で、私の電波時計がなにかに役立つ可能性があるかというと、昨年の能登半島地震の時にはまったく変化はなかったので、さっぱり役に立たないでしょう。電波発信所のある福島からの電波に影響を与えられれば変化が出る可能性がありますが、東京以北の地殻でなにかないとダメでしょうね。しかもどこで発生するかなんてわかりませんから、まったく役に立ちません。他の地域での変化と合わせると少し絞れる可能性もあるので、これからはなにか変化があったら、ちょっと調べてみることにします。もっとも2年ちょっと使って初めてのことだったので、あるかわからないし、ないにこしたことはないのですが。

(7/24追記:岩手でM6.8という大きな地震が0時26分頃発生し、神奈川にある我が家でも震度2強程度の揺れを感じました。それでも私の電波時計は元気にぴったりの時間を示しています。前日もずっと問題ありませんでした。すべてで影響を受けるとは言いませんが、逆に遅れたり止まったりしたりすることに過敏になるのもどうかと思います。電波時計はけっこう時刻合わせの電波を受信できないことが多いですし、電波が受信できないと普通の時計よりずっと精度は悪いです。時刻合わせを定期的に自動で行いますから、シビアに精度を上げようとはしていないのでしょう。うちの壁掛けの電波時計はなかなか電波を受けてくれないので、平気で一日に数秒ずれます。「オカルト」を「科学」にするためにも、事象の観測では他の要因をできるだけ外せるようにひとつの事象でも多くの報を集め、そして複数の事象を集めて分析する必要があると思うのです。)

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日本の夏「Time Capsuleの夏」

Airmactimecapsule1前回のエントリーでTime MachineとTime Capsuleの問題を書きまくったら、呪いのように書いてる最中にTime Capsuleがつながらなくなりました。Time Capsuleの温度上昇によって出る不具合が順番に出たので、冷やすために電源ぬいてそのまま一晩放置。そして設置場所をリビングの風通しのいいところに変更しました。

しかしマウントできません。まったくマウントできません。Time Machineがぜんぜん「準備中」から進みません。"/var/log/system.log"を見ると、バックアップボリュームをマウントしようとしているのですが、マウントできたというメッセージは出ていません。エラーも出ていないので、ひたすら待っているような状態。

Time Machine開始でのバックアップボリュームのマウントは一度成功すると切れても再接続を行い、再接続でつながらない場合には何度か接続を試して一定回数以上でエラーとしています。そしてその間の再接続試行やその失敗はすべてsystem.logにログが残ります。しかし最初からまったく接続できない場合には、ひたすら待っているようです。バックアップボリュームのサーバ(うちの場合はTime Capsule)自体がない場合はTime Machineは動かないのですが、中途半端に存在が見えているので接続を試みようとしているのでしょう。

この時の室温は27℃。この気温でこんな状態では、これからの夏は乗り切れるどころか入ることもできません。もうあまりにひどいので、Appleのサポートに持っていく方針にしました。その前に原因の切り分けのため、バックアップボリュームが壊れた可能性を切り捨てるために思い切って、これまでのバックアップデータを削除し、新規にバックアップボリュームを作成。200GBぐらいのUSB HDDがあればTime Capsuleにつないでバックアップデータをそこにアーカイブできるような機能もあるようですが、HFS+にフォーマットしなければいけない気がするし、それだけ丸々パーティションを作れるHDDも手元には余っていません。ここは「『漢』と書いて『おとこ』と読む!」とか叫びつつ、3/9からのバックアップを全部消去、AirMacユティリティで初期化してしまいました。

そしてMacBook AirをEthernetの有線接続して、ついでに"/Library/Preferences/com.apple.TimeMachine.plist"を消去して初期バックアップを開始。バックアップボリュームは作成され、今度はマウントされてバックアップが開始されました。

今回はTime Capsuleの温度をはかりつつ、温度ごとの状況変化を確認することにします。温度計測は寒暖計とも呼ばれる、壁掛けの普通のアルコール式のガラス温度計(笑)。こういう機器の温度をはかるような物を持っていないので、しかたなくこれで計測します。Time Capsuleの天板の中心にあるアップルマークに、温度計の下にある赤いアルコール溜まりのところを当てて天板部分の温度を測ります。Time Capsuleの温度は中心よりも電源などがある後方部の方が熱そうなのですが、プラスチック部分よりも中心のアップルマークの方が熱伝導がいいのか熱いのでここで計測することにします。

また、瞬間の転送速度(MacBook AirからTime Capsuleへの送信データ転送)の計測はアクティビティモニタを使用します。アクティビティモニタはMbyte/秒(MB/s)で表示されますが、ここでは感覚的にわかりやすいようにMbit/秒(Mbps)で記載していきます。データ送受信のボトルネックにならないように、いちおうNorton AntiVirusのAuto Protectを無効にしておきます。(あんまり影響はないと思いますが)

バックアップ対象は40GBちょっと。ホームディレクトリを入れると60GB弱あるのですが、ログインした状態では初期バックアップでもホームディレクトリはバックアップされないので、OSやらアプリやらVMwareの仮想ディスクで40GBちょっととなっています。

「室温27℃、天板温度44℃」
バックアップを開始して、すぐに天板温度は44℃に。この時点で転送速度はほとんど0です。ときどき100kbpsぐらいの転送が行われますが、まったくデータが流れていない時間も多いです。瞬間的な最大転送速度は1.1Mbpsでした。この時にはAirMacユティリティでTime Capsuleを表示しようとすると、見つかりはするのですが手動設定ボタンを押して構成を表示しようとしてもタイムアウトでエラーとなりました。今回の上の写真はこの時のものです。

system.logを確認すると、バックアップボリュームが切断されては再接続を行うということを繰り返しており、これではバックアップのためのデータがろくに流れるわけがありません。結局、7時間後にエラーでTime Machineは停止しました。

「室温24℃、天板温度35℃」
再度のTime Capsuleのディスク消去を行い、今度はエアコン(17℃設定)をつけ、さらにTime Capsuleに扇風機を当てて完璧なる冷却をしながらのTime Machineバックアップを行いました。天板温度は35℃以上には上がらず、8~13Mbpsでデータ送信が行われました。最低でも2Mbps、瞬間的な最大速度は33Mbpsです。快調です。AirMacユティリティの手動設定ボタンを押した時の構成表示も7秒で表示されます。

「室温25℃、天板温度43℃」
温度による動きの変化を見るため、エアコンと扇風機を止めました。天板温度はみるみる上がり、43℃時点での速度は3~8Mbpsと全体的に落ちていってます。最低速度は200kbps程度、瞬間最大速度は23Mbpsでした。

部屋の温度はそれほど上がってなくても、冷気を当て続けないとTime Capsuleの温度は上がり、性能はどんどん落ちていきます。

「室温26℃、天板温度44℃」
速度は1~5Mbps、最低速度は50kbps、瞬間最大速度は9Mbpsまで落ちました。

「室温26℃、天板温度45℃」
速度は0.1~1Mbps、ほとんどデータが流れない時間も出始めました。瞬間最大速度は2Mbpsです。ここまでくると使い物にならない速度です。

「室温26℃、天板温度46℃」
速度は0~150kbpsまで落ちました。瞬間最大速度は1Mbpsです。もういつ止まってもおかしくありません。この時にAirMacユティリティで構成を表示しようと手動設定ボタンを押しても、6分後にエラーとなって表示できませんでした。

「最終的に」
瞬間最大速度が100kbps程度しか出なくなったところで、またまたエアコンと扇風機でTime Capsuleの冷却を始めました。温度が下がるごとに通信性能が上がっていきます。

445do これは天板温度が44.5の時の通信速度です。赤い線がMacBook AirからTime Capsuleへの送信データ通信速度です。
44do425do これは天板温度が44℃から42.5℃に落ちていった時の通信速度です。見事に速度が上がっていっています。
35do_2 天板温度が35℃まで落ちました。瞬間最大速度も36Mbpsと高く、平均の速度も10Mbps以上になっています。

そして部屋の温度は22℃、天板温度は35℃で安定。途中、温度が上がっていてほとんど通信してなかった時間含めて、40GBほどを11時間かけてバックアップが完了しました。平均転送速度は11.5Mbpsほどだったことになります。

バックアップが終了して4時間ほどたった時には、32℃になっていました。この時点で部屋の温度は18℃、冬の気温に比べれば暖かいですが、この季節としては体感温度はまるでコンピュータセンターのサーバールームのように寒いです。これだけ室温が低いと通常稼働時の温度はそれほど上がらないようです。

冷やせば動くことが確認できたことと、使えないレベルに落ちるのは極端に高温時の44℃以上ということもあって、Appleのジーニアスバーに持っていくことについては、この時点では少し弱気になっていました。

「そして…」
これで終わりになるはずだったのですが、また次の日にTime Machineのバックアップがエラーとなりました。system.logを見ると、バックアップ開始後10分ほどでTime Capsuleのバックアップボリュームの切断が発生し、接続のリトライをひたすら続けていました。そして10数分後にタイムアウトでTime Machineがエラーで停止です。

もう我慢できなかったので、Appleのジーニアスバーに持っていくことにしました。今度は予約をとって、修理に預ける覚悟でゴー。

ジーニアスバーでは予約時間より少し前に着きましたが、手が空いたスタッフがいたので早めに見てもらうことになりました。その場で電源を入れ、AirMacユティリティで接続できるかの確認などをします。冷えてる時には問題なくつながるので、この場で不具合の確認ができるとは思っていません。家で問題が出ていた時のログを見せて、それで問題説明。スタッフは「Time Capsuleは温度でこうなるのはよくあるんですが、購入3ヶ月でこうなるのはちょっと早すぎですねぇ」てなことを言ってます。私は製品の出荷開始半月程度で手元にきているので、私のより長く使ってるといっても大差ないと思うのですが、半年とか1年程度でこうなるのは当たり前なんでしょうか…

そしてあっさり新品交換とあいなりました。通常ならこれまでのバックアップデータをどうするかという問題で簡単には新品交換にも応じられないはずで、スタッフもそれについて気にしていましたが、私はすっぱりと過去のデータを消去しているので気にしません。リセットボタンで設定を消して、あっさり新品交換です。

そして新品交換のために在庫確認待ちの時にデータ消去のためにTime Capsuleにアクセスしようとしたら、AirMacで見つからなくなりました。ジーニアスバーに設置された他のTime Capsuleばかりです。リセットしても見えません。まさか不具合をスタッフの目の前で見せることができるとは思いませんでした。たいして温度上昇してないのに、いきなり不具合出た理由は不明です。

それより気になったのは、私のTime Capsuleに無線LAN接続しているだけなのに、ジーニアスバーにある4台のTime Capsuleが私のAirMacユティリティに見えたこと。TCP/IP的にはまったくつながっていないのに、いったいどうやって存在が見えているのでしょうか。他の無線LANへのブロードキャストなんて聞いたことないし、私のTime Capsuleが他のTime Capsuleと無線LAN拡張でつながったことも設定内容から考えづらいです。これってうちのそばでAirMacユティリティで探すと見えちゃうということなのでしょうか? けっこう怖いです。その場では気付かず、これを書いてて気付きました。

考えられるのは無線LANのSSIDが公開されているTime CapsuleはそのTime Capsule名まで見えることです。それならSSIDを非公開にしとけば安心ですが、動作確認できないので不安です。
(追記:これはAppleのZero Configuration技術であるBonjourが有効になっていたためですね。Time CapsuleでBonjourによる公開を無効にしておけば、きっと周辺からは見えないと思っておきましょう。)

「ただいまお試し中」
この新品交換で期待するのは、3ヶ月たって製品にこっそり改善の手が入ってないかということ。細かなデータは取りませんでしたが、動作は私がもともと使っていたのと少し変わっています。

まず動作温度ですが、これはほとんど変わりません。初回バックアップ時には46℃まで上がります。しかし温度が上がっても通信速度の劣化は大きくはありません。46℃でも8Mbps前後までしか落ちず、10~13Mbps程度で通信してくれます。瞬間的な最高速度は30Mbpsが何度が出ています。

これで全体的な速度が上がったのかと期待してエアコンで冷やしてみました。38℃でだいたい20~30Mbps程度の通信です。瞬間最大速度は60Mbpsでした。まぁまぁ速いのですが、一般的なNASに比べるとまだ半分ぐらいの性能です。それでもこれだけの速度が出ると快適です。40GBのバックアップが5時間ほどで終わりました。

ついでにNASとしての速度を測るため、Time CapsuleにNAS接続をしてファイルコピー時間を計測。平均するとだいたい35Mbpsぐらいです。瞬間的には60Mbps。有線LANだと「かなり遅いNAS」ですが、これをTime Capsuleの5GHzの11n/a無線LANにすると10~20Mbpsに落ちます。さすがにこれではNAS代わりは無理で、せいぜい一時的な置き場所程度です。NASとしての性能については、もともと使っていた物の方が瞬間的には速かったと思います。しかしもともと使っていた物も30秒ごとぐらいに通信しない時間が2秒ぐらいある「息継ぎ現象」があったので、平均的な速度は遅いという症状がありました。このあたり、熱耐性を強めつつ、全体的な性能はそれほど変えないというチューニングが製品に行われたのかもしれません。

このまま安定して動くのか不安な毎日ですが、これでしばらく様子を見ます。いっそもう一回交換になって、別の個体では別の性質が出ないかチェックしてみたい気もします。(笑)
(6/27追記:交換したTime Capsuleは安定して動いており、それにともなってMacBook Airも安定稼働するようになりました。これまではいつまでも終わらないTime Machineが気になって原因調査とかし始めちゃいましたが、今は一瞬で終わるので気にならなくなりました。しかしこのTime CapsuleもNAS性能がかなり遅いので、これまた製品としては当たりが悪かった気がします。他のブログや雑誌記事では有線接続なら70Mbpsぐらいの転送速度が出てるみたいなのに、うちでは1GBファイルの転送で35Mbpsぐらいしか出ませんから。もうめんどくさいのとTime Machineの安定稼働の方が優先されるので、交換は見送りますけどね。)

もし「うちのTime Capsuleは遅いんじゃないか?」「Time Capsule使っててTime Machineがよくエラーになる」ということがあるのなら、Time CapsuleをNASとして接続して1GB以上のファイルをコピーして負荷を高め、それでAirMacユティリティの手動設定ボタンを押して構成が表示されるかを確認してみるといいかと思います。これでAirMacユティリティでTime Capsuleが見つからなかったり、構成画面が1分たっても表示されない場合は熱問題です。Time Capsuleを熱のこもらない場所に設置し、天板の上に物を置いたりしていないのでしたら、通常使用には耐えないといえます。これだけの条件が揃えば、交換に応じてもらえると思います。

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タイムマシーンにお願い「Time MachineとTime Capsuleと不具合」

Timecapsuledatatransfer_3MacBook Airを使っていて、もっとも思い通りに動いてくれないのがTime Machineです。3/9からTime Capsuleを使ってTime Machineによるバックアップを続けていますが、だいたいスケジュール通りに動いていても、ときどきおかしなことになって作業の手を止めてしまったりします。ほとんどはMacBook Air自体が止まるわけでも重くなるわけでもないのですが、タスクバーでTime Machineのアイコンがいつまでもクルクル回ってたりすると、仕事からの現実逃避でつい調べ始めてしまいます。

そのうえ、5/30にMacOS Xが10.5.3にアップデートされ、入れ替わったファイルが大量に出たことでTime Machineも大騒ぎ、合わせてSpotlightの検索index作りも大騒ぎで、ずいぶん安定したと思っていたTime MachineとTime Capsule環境がまた不安定というか、いろいろ悩ましい問題が出始めています。

私のところで起こっているTime Machine関連の問題は、あちこちのブログや掲示板でも出ている、ありふれた以下のような事象です。

  • Time Machineのバックアップがひたすら遅い。
  • 準備中が延々と続いて、バックアップが終わるどころか始まる気配がない。
  • Time Capsule上のバックアップボリュームがマウントされるとSpotlightの検索index作成が始まり、冷却ファンが轟音を立て始める。(mdsとmdworkerというプロセスが元気よく動き、CPUをそれだけで30%ほど使う)
  • Time Capsule上のバックアップボリュームがマウントされない。(「バックアップが開始されない」とか「Time Machineに入っても過去のデータが見えない」)
  • Time Capsuleが熱暴走する。
  • バックアップが開始されないだけではなく、Finderが大量のCPUパワーを使い、その上、温度がどんどん上がっていき、MacBook AirのCPUの1コアが停止する。(ただし1コア停止は死んだのではなく、エアコンで部屋を冷やすなどでMacBook AirのEnclosure温度が40℃未満に下がれば、CPUの負荷が高いままでも停止した1コアは再度動き出す)

これら問題でめんどくさいのが、Time Machineの動作とTime Capsuleの安定性とSpotlightの仕様、そして最後にMacBook Airの動きが相互関連して発生するので、問題が出るたびに原因を探すことになります。何度もやってると対応もパターン化してきました。

「バックアップがひたすら遅い」
Time Machineのバックアップ、特にTime Capsuleを使っていると、あまりの遅さに信じられなくなります。転送速度はデータ転送が行われている「準備中が終わって転送が開始されてからバックアップが終了するまでの時間」と「Time Machineで表示されるバックアップ量」から計算すると、11nの無線LAN接続だとせいぜい2Mbpsぐらいしか出ていません。

Time Capsuleは無線LANを使っているとNASの転送速度が落ちることが実験でわかっているのですが、それでも20~30Mbpsぐらいは出ます。さすがに2Mbpsというのは遅すぎです。

これについて少しわかってきたのが、バックアップを行うためにバックアップ対象データ以外にかなりのデータがやりとりされているらしいということです。今回貼ったキャプチャは100MBのTime Machineバックアップを行った時のEthernet上を流れたデータ量です。まだデータが流れていますが、ちょうどバックアップが終わった時のキャプチャです。また、Time Machineのバックアップ開始時にEthernetアダプタを接続しており、他のデータアクセスはいっさいしていないため、このTotal In/Outのデータのほぼすべてが、Time Machineのバックアップのためのデータとなります。バックアップ対象が100MBにもかかわらず、MacBook Airに入ってきているデータ量が544MB、MacBook Airから出ていっているデータ量が444MBです。つまり転送が開始されてからもバックアップ対象の10倍ものデータをやりとりしていることになるわけです。バックアップ対象のサイズから計算した時の転送速度は2Mbpsでも、実際のデータ量が10倍なら20Mbpsとなります。これだとTime CapsuleのNAS性能とだいたい同じになります。前回バックアップとの差分を抽出してバックアップ対象を選定するのは「準備中」のフェーズで終わっているはずにもかかわらず、いったいなにをやりとりしているのでしょうか。ともかく、このように見えないデータのやりとりのためにTime Machineのバックアップは遅いと思われます。
(6/13追記:その後、通信速度を調べるためにTime Machineバックアップ中のネットワークのデータの流れを監視したところ、Time Capsuleに出て行くデータとMacBook Airに入ってくるデータが同じぐらい流れるという事象は出ていませんでした。上記のバックアップの時にはNorton AntiVirusのAuto-Protectが動いていたので、なんかしていたことも考えられますが、通信時にボトルネックになることは考えられてもデータ量が増えるというのは考えにくいです。他になにも作業をしていなかったので、この時にデータ量が増えた原因は不明です。うちのTime Machineが遅い原因のひとつとしては、こちらのエントリーでTime Capsuleの発熱による性能劣化を疑っています。)

「準備中が続いて、バックアップが始まらない」
ほとんどの場合、ほんとに準備のための作業で時間がかかっているだけです。バックアップボリュームがマウントされ、エラーが出ていないようなら一晩だろうと待つ覚悟で放置します。エラーはコンソール.appの「コンソールメッセージ」ウィンドウ、もしくは"/var/log/system.log"をターミナルで見ることでわかります。なお、"Waiting for Spotlight to finish indexing ~"は何度も出てますが、これはエラーではありません。

backupdが出すメッセージやFinderによるバックアップボリュームのマウント関連のメッセージで、バックアップに関係ありそうなエラーが出ている場合には、システム環境設定のTime Machineからバックアップ停止を行います。停止してから「今すぐバックアップを作成」を実行し、エラーが出ないかを確認します。

バックアップボリュームがマウントされていないようなら、Time Capsuleの問題が考えられるのですが、運悪くマウントできなかっただけのこともあるので、バックアップ停止→今すぐバックアップ作成を行って様子をみます。やはりマウントできない場合、Time Capsuleが熱暴走しかかっていることが考えられます。その話は後述する「バックアップボリュームがマウントされない」で。

「バックアップボリュームがマウントされると、冷却ファンが轟音を立て始める」
Time Machineによるバックアップを始めた頃やMacOS Xのアップデート後など、バックアップしたてのデータがバックアップボリュームに多い時には、Spotlightの検索indexを作るため、Time Machineが動いてなくてもネットワークアクセスがかなり発生します。これにはmdsとmdworkerというプロセスが動いており、長時間の間、CPUを30%ほど使い、ネットワークアクセスによってAirPort Cardの温度も上がります。これによって冷却ファンが高速回転をし続けるわけです。検索index作成はむちゃくちゃ時間がかかり、うちの事例では10.5.3アップデート後のバックアッ