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2008/07/04

古今東西性能評価「MacBook AirでVMware Fusionの性能」

Vmwareこのブログには調べ物で検索エンジンから飛んでくる方がほとんどなのですが、その中にMacBook AirでのVMware Fusionが実用的かというようなキーワードできてる方がときどき見受けられます。私としてはOfficeだけではなくGyaoでの動画再生でもけっこう使えると思いますが、ちょっと客観的数字を挙げてみることにしました。といっても、いまいち正確性にかけるHDBENCH Ver3.40β6の結果ですので、VIDEOやHDDの数値は測るたんびに大きく変動する物もあります。MacBook AirとMac mini、Let's note W2以外はインターネット上からかき集めてきた結果なので、どの程度比較になるかわかりませんが、まぁ参考程度にお使いください。

まずはMac上のVMawre Fusionから。

  MacBook Air
VMware Fusion①
MacBook Air
VMware Fusion②
Mac mini
VMware Fusion
発売時期 2008年2月 2008年2月 2006年3月
仕様 CPU Core2Duo 1.8GHz Core2Duo 1.8GHz CoreDuo 1.66GHz
HDD 1.8inch 80GB 1.8inch 80GB 2.5inch 80GB
Memory 2GB 2GB 2GB
OS WindowsXP SP3 WindowsXP SP3 WindowsXP SP3
Resolution 1280x800 (32bit) 1280x800 (32bit) 1280x768 (32bit)
CPU(VMware) 1 Core 2 Core 2 Core
Memory(VMware) 512MB 512MB 512MB
アンチウィルス McAfee
Internet Security
McAfee
Internet Security
McAfee
Internet Security
ALL 105,164 97,819 106,753
CPU Integer 103,119 243,167 235,924
Float 65,309 155,069 156,677
Memory Read 59,469 98,251 103,013
Write 57,138 91,150 87,686
Read&Write 126,361 171,296 170,427
Video DirectDraw 30 29 32
Rectangle 19,568 16,175 17,174
Text 4,568 2,196 2,569
Ellipse 6,474 5,255 5,575
BitBlt 126 119 110
HDD Read 238,139 167,868 142,420
Write 233,789 88,504 181,882
Random Read 105,675 121,183 118,931
Random Write 86,195 76,133 83,934

MacBook Airは2つありますが、これはVMware FusionのCPU設定で1つのみ使用か2つ使用するかの違いです。HDBENCHでは1 Coreか2 CoreかでCPUとメモリ関連の性能は大きく変わるので、ここは体感以上の性能差となります。

これ以外にVMware Fusionのデフォルトとは違う設定は、VM側にHDDアクセス最適化を行っているところです。これはMac miniも同様です。またHDDはBootcampエリアではなく、MacOS上に仮想ディスクファイルを作っています。私のOfficeメイン利用では、Bootcampでの最高速利用は必要なく、仮想ディスクファイルとしてバックアップや復旧がやりやすい方が使い勝手がいいですから。

次からのPCノート達と比較するとわかりますが、VIDEO性能が悪く、HDD性能は極端にいいです。HDD性能がいいので、アプリケーション起動は「Windows UpdateでCPUを妙に使ってなければ」けっこう速いです。Windows Updateがくせ者で、起動時に隠れて動いててCPUを100%使い切ってることがよくあります。これがタスクトレイにも出てこないぐらい隠れてて、タスクマネージャのプロセス一覧にも出てきません。svchostというプロセスに隠れています。そしてWindowsアップデートがなければ何も言わずにCPU使用がなくなり、WindowsアップデートがあればタスクトレイにWindows Updateのアイコンが出てきてダウンロード経過が表示されます。

ところでMac miniのCPUである"Core Duo"は"Core 2 Duo"の脱字ではありません。私のMac miniは初代Intel Mac miniなので、Core 2 Duoの前のCore Duoでした。違いは64bit動作がないところとかCPUにおける仮想化技術関連なのですが、Core 2 DuoのMacBook Airと大きな差はないですね。ついでにMacBook AirのCPUは1.8GHzですが、SSDモデルではありません。HDDモデルをAppleストアのカスタマイズで1.8GHzのCPUにしています。

次にMacBook Airの利用層と被りそうな、歴代のLet's note達のHDBENCH結果です。W2だけは自分で計測しましたが、それ以外はインターネット上でかき集めてきた数値です。(もちろんHDBENCHのバージョンは同じです)

  Let's note W2 Let's note R4 Let's Note R7 Let's Note Y7
発売時期 2004年7月 2005年5月 2008年2月 2008年2月
仕様 CPU PentiumM 1.1GHz PentiumM 1.2GHz Core2Duo 1.33GHz Core2Duo 1.8GHz
HDD 2.5inch 80GB 2.5inch 40GB 2.5inch 250GB 2.5inch 80GB
Memory 768MB 不明 2GB 不明
OS WindowsXP SP3 WindowsXP WindowsXP SP2 WindowsXP
Resolution 1024x768 (16bit) 1024x768 (32bit) 1024x768 (32bit) 1400x1050 (不明)
アンチウィルス Macfee
Internet Security
不明 不明 不明
ALL 25,328 21,903 55,389 56,411
CPU Integer 49,828 72,153 186,565 251,250
Float 51,038 56,414 125,667 169,169
Memory Read 40,699 46,014 104,293 137,061
Write 31,324 38,541 83,933 77,823
Read&Write 60,921 74,012 169,642 155,892
Video DirectDraw 55 58 58 58
Rectangle 26,129 24,144 14,800 20,200
Text 31,730 14,554 11,156 14,520
Ellipse 6,272 5,060 6,195 8,193
BitBlt 111 135 179 95
HDD Read 33,192 13,104 59,534 37,647
Write 24,872 14,791 51,979 34,121
Random Read 11,004 4,773 20,800 10,921
Random Write 13,089 7,838 22,441 17,567

R4とR7の世代差は1CoreだけのPentium Mと2CoreあるCore 2 Duoの差が大きいです。W2でもGyaoで動画を滑らかに見られ、普段使うにはまったく不自由はありません。まぁ、CPU性能が大きく出る動画のエンコードや変換は大きな差がつきそうです。

MacBook Air上のVMware FusionはR7とY7の間ぐらいの性能ですか。使ってて思うのはOfficeはW2との差はないのでR7やY7と大きな差はないと思いますが、Gyaoの再生では1分に1回ぐらい一瞬画面が止まった気もするぐらいのちらつきがあります。もっとも音が途切れないし、もともとGyaoは大した画質じゃないので見られないほど気にはなりません。

次に最近話題の「性能チープだけど安価な」ミニPCシリーズです。

  MSI Wind
Notebook U100
HP 2133
Mini-Note PC
Eee PC 900
(国内未発売)
Eee PC 4G-X
発売時期 2008年7月 2008年6月 2008年4月 2008年1月
仕様 CPU Atom 1.6GHz VIA C7-M 1.6GHz Celeron M 900MHz Celeron M 630MHz
HDD 2.5inch 80GB 2.5inch 160GB SSD 12GB SSD 4GB
Memory 1GB 2GB 1GB 512MB
OS WindowsXP Windows VISTA WindowsXP SP2 WindowsXP SP2
Resolution 1024x600 (不明) 1280x768 (不明) 1024x600 (不明) 800x480 (不明)
アンチウィルス - - - -
ALL 33,704 N/A 24,628 17,745
CPU Integer 92,566 54,475 54,828 38,270
Float 63,662 38,690 43,033 30,121
Memory Read 47,000 17,973 35,518 24,421
Write 47,647 44,563 34,187 22,511
Read&Write 83,524 31,980 34,187 22,511
Video DirectDraw 29 58 59 29
Rectangle 15,888 4,164 22,149 14,389
Text 8,559 2,993 10,517 8,142
Ellipse 2,930 4,173 4,220 2,933
BitBlt 241 36 124 82
HDD Read 43,686 N/A 40,204 28,001
Write 41,727 N/A 9,417 9,594
Random Read 16,715 N/A 32,915 25,491
Random Write 18,938 N/A 5,984 4,299

他と比べると性能がかなり悪いのがわかります。なんとか普通に使えそうなのはWind Notebook U100ぐらいですが、これもDirectDrawの数値を見ると動画再生がMacBook AirでのVMware Fusion並みになりそうです。性能的にはばっちりそうという評判もあったHP2133 Mini-Note PCもDirectDraw以外のVIDEO性能がぼろぼろ。なんかHDBENCHの問題のような気もします。これだけOSがWindows Vistaですし。

そんなわけで今のMacnなら、VMware FusionのWindows XPで動画以外は体感差なく動きますし、動画も音声が途切れるほどには止まらないし、画像も一瞬止まるかどうかぐらいなので、利用上問題ありません。

最後に上記の結果を全部まとめたExcelファイルを置いておきます。⇒「HDbench-alllist.xls」をダウンロード
(Norton AntiVirus 11 for Macでウィルスチェックを行いました)←まぁ一応。(^^;

(9/23追記:VMware Fusionを2.0にバージョンアップしました。1.0から2.0へのバージョンアップは無料で好感度アップなのですが、こと性能ということになると、2.0はちょっと重くなった気がします。WordなどのOfficeツール使う分には気のせいと片付けてもいいようなレベルですが、動画についてはGyaoでも5~10秒おきに再生がちょっと止まって(音声は問題なく再生)、1秒弱で再開、その後に追いかけるように早回しで動く(この時も音声は問題なし)という不思議な動きをするようになりました。動画の再生が追いつかない場合、MPEG2などでは音声に影響が出ないようにコマをとばすように絵と音を合わす動きをするのですが、この動きはちょっと違います。いったい何がおきてるのでしょう。ちょっと我慢して見るレベルではないので、動画見る人はしばらくVMware Fusionのバージョンアップは見送った方がいいでしょう。2.0にバージョンアップすると仮想環境のスナップショットが複数取れるという大きなメリットがあるのですが、利用範囲が絞られてしまうのは問題ですから。)
(10/20追記:VMware Fusionを2.0.1にアップデートしました。それでも動画再生でひっかかりまくるのは変わらず。止まり方が少し変わって、再生が追いつかずに音声も途切れるようになっています。しかし、バージョン1の頃には再生が苦しかったYahoo!動画の方は2.0からはサクサクに。よくわかりません。遅い速いの感覚論ではわかりにくいので、バージョン1とバージョン2についてベンチマークを取りました。こちらのエントリーをどうぞ。

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コメント

いったい何台のPCを所有しておられるのやら……。びっくりだっ!!
 
ExcelのウィルスといえばVBAを使ったヤツのソースが雑誌だかに載ったことがありましたね~。

投稿: はだだ | 2008/07/04 08:25

ちょっと数えています。

なんかすごいことに…(^^;

投稿: にしヤン | 2008/07/07 02:33

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