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2012/04/28

短信「Mac版Thunderbirdは添付ファイル名で問題あり」の続き

これは前に書いた「Mac版Thunderbirdは添付ファイル名で問題あり」の続きです。

Mac版のThunderbirdはバージョン5以降、文字の取り扱いがThunderbird内独自実装からOS標準に切り替わりました。Macのファイルシステムの文字コードはUTF-8はUTF-8でも他OSとは異なり、濁音・撥音がコードとしては2文字で表現されています。「バ」なら「ハ」のコードと濁点の「゛」のコードを並べることで「バ」とOSが取扱っています。他のOSでは「バ」には「バ」」というコードが割り当てられています。このせいでMacのThunderbirdから濁点や撥音が入ったファイル名の添付ファイルを送ると、受信側では濁音・撥音のコードを処理できない場合があり、表示で化けたり、ファイルを開けなかったりします。添付に日本語ファイル名を使うことが多い仕事の現場ではけっこう致命的で、ファイル名に注意して送る必要があります。

Thunderbirdを開発しているMozillaのバグ管理システムだと昨年11月に報告されているのですが、まだ直っていません。最後のコメントを見ると「バージョン15で直したい」と書かれています。今は6週間ごとにリリースされるので、バージョン15は8月下旬ぐらいにリリースされます。

実際に今のThunderbird 12でも添付ファイル名がおかしくなるか試してみました。ファイル名に濁点を入れたファイルを添付し、自分のGMailアカウントに送ってWindowsのIEでGMailを表示してみました。濁点部分が"□"で表示されます。やっぱりダメでした。

濁音・撥音でも問題なかったThunderbird 3.1系はサポートが4月23日に終了し、セキュリティパッチが出なくなりました。メーラーともなるとセキュリティホールが残ってるのはけっこう怖いです。

どう対応したもんやら。現実的にはThunderbird 12にバージョンアップして、添付ファイル名に濁音・撥音を使わないように注意するしかないんでしょうけど。

ついでにThunderbird 12にバージョンアップした時の注意点をひとつ。フィルタ設定で移動先フォルダ名に濁音・撥音が入ってるフィルタは移動先フォルダ指定が消えてしまいます。フィルタ設定自体は残っているので、移動先フォルダの設定だけ指定し直す必要があります。

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